インクジェットダイレクトプリント

インクジェットプリンタによるTシャツへのダイレクト・プリントはシルク印刷と比較するとまだまだ最近確立されたプリント手法と言えるでしょう。シルク印刷は職人さんの経験やノウハウで仕上がりが決まってくるところがありますが、インクジェットプリントの場合はハードウェアの性能とそれを制御するソフトウェアに依存するところが大きいのではないかと想像できます。つまり高額で最新の機械とソフトウェアを導入できた会社が勝です。それとインクジェットプリントやっている会社でも色々です。白か淡色のTシャツにしかプリントできない会社もあれば、濃色Tシャツにもプリントできる会社もあります。濃色TシャツがOKの会社でも2種類あり、ひとつはインクジェットプリンタで濃色Tシャツのデザイン部分を抜染処理し、その上に再びインクジェットプリントする方法ですが、抜染処理した箇所が真っ白に抜けるわけではないので、白色の表現はやはり出来ないことになります。もうひとつは白インク対応のインクジェットプリンタを利用する方法ですが、これなら直接濃色Tシャツに白色を表現できることになります。これって使っているインクジェットプリンタの違いだけの問題のような気がしますが業者選びのポイントになると思います。それとインクジェットプリントなら、なんらノウハウが必要ないとは言いません。インクの出具合とかの調整とか、プリント後の処理でも発色具合やプリント面の耐久性が変わってくるでしょうから、そのあたりの研究に熱心かどうかで業者間の差が出る筈です。インクジェットダイレクトプリントの注文ではプリントする原稿への校正とか色の調整とかはしてくれないことが普通で、入稿したデータそのままの出力の会社が多いようですから期待した色味が出てなければそれまでです。期待していた色が出ていなかったり仕上がりに不満を持たれたりで、一々クレームつけられていては業者も困ると思いますね、悪質なクレーマーもいますから・・・。風合いは生地感で洗濯堅牢度も問題ないレベルのようで720dpiとかで解像度は高いですが、今一きりっとしたエッジはでないように見えます。インクジェットダイレクトプリントの売りはなんと言っても今の時代にマッチしたオンデマンド対応プリントでフルカラー、シルクスクリーン印刷のように版が不要なため、1枚からの少数注文では安上がりということなのでしょう。プリントできるTシャツは綿100%という記載が多く見られますからポリエステルのTシャツはダメと言うことです。また、ラメや蛍光、金・銀等のプリントは出来ないようですね。プリントできるTシャツの範囲はかなり広く、Tシャツの全面プリントとか、襟とかをまたいでのプリントが可能だったりする一方、○○cmから□□cmのように書いてある会社もありで、これは前述したようにおそらく機械の差ということだと思います。